CHALLENGER
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17   第1章 トライ&エラーの軌跡を解決してあげればいいだけなんです。今だったらHPやSNSなど情報を発信する手段はいくらでもあります。自分たちができることを明確にして「お悩み解決します」と、困っている人に向けて情報を発信していくことが大切です。そして自分の利益ばかり考えていると営業はうまくいきません。困っている人の悩みや問題を解決していくうちに、いずれ自分に返ってくる。そんなもんだと思っています。ピンチはチャンス新規営業に取り組んで一番大きかったのが、同業者の紹介で大手玩具メーカーの仕事を受注できたこと。単価は安い仕事でしたがボリュームがハンパなかったので引き受けました。でも、おかげでめちゃくちゃ忙しくなってしまって……、1日16時間くらい働かないと回らないような状態に。大量の仕事に忙殺され地獄のような毎日でした。16時間もぶっ続けで塗装をすると腕がちぎれそうな感覚になるんです。まだ私も若かったしスタッフのみんなの頑張りもあって、どうにかこうにか結果を出すことができましたが、こんな長時間労働につきあってくれたスタッフのみんなには本当に感謝しかない。つらい仕事をやりぬいたおかげで、一回り会社を成長させることができました。ピンチはチャンス。追い詰められてがむしゃらに走り続けてきたことが、現在のコーティング小林のベースになっています。

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