CHALLENGER

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64コラムコーティング小林にモンスター襲来①お客さんから「友人のセガレが仕事もしないでブラブラしてるので、バイトでいいから働かせてくれないか？」と相談され、お世話になっている方だったのでOKしたことがあります。面接ではじめて会った時、彼は落ち着きがなく目も合わせずに指を小刻みに動かして十字を切っていたんです。クリスチャンかよって思いました。彼の名は守君。会社の近くにアパートを借りて、コーティング小林にアルバイトとして入ることになりました。2週間後、朝来ないので電話したところ、案の定の寝坊で……。「すみません、寝坊しました。1時から行きます！」1時になっても2時になっても来ないので、3時に再度電話をしたら、「二度寝しました！」って……やかましいわ！という人物である。そんな守君はギャンブル依存症で、給料をもらうとパチンコに行ってしまい一攫千金を狙ってしまうのです。そして給料を全て注ぎ込んでしまうトッポさがあります。カイジの痛い人版ですね。パチンコでお金を失いアパートの家賃を払えないので、コーティング小林の倉庫に大工仕事が得意だった専務が彼の部屋をつくって住み込みで働くことになりました。そして5ヶ月後、彼は家出をしました。しばらくの間連絡もつかず、その1ヶ月後に電話で「疲れたので辞めます」と言ってきたので、ワケを聞いてみました。「毎日単調な作業で僕には向かない」、と。言うね～と思いましたね。守君は支払われていなかった5日分の給料を翌日取りに来るとのことだったので、わかりました。明日お渡しします。と言って電話を切りました。翌日、何と彼はお酒を片手にアルコールの力を借りて給料を受け取りにきたんです。本当にコイツやるな～って思いました。